英検の一次試験を合格した生徒様は、二次試験に向けて勉強している真っ最中かと思います。
中には、
「どうやって勉強すればいいかわからない…」
「面接なんて怖いなぁ…」
という悩みを抱えた生徒様もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、英検2級の2次試験(スピーキング)対策について、弊塾の一流講師に聞いてきました!
教えてくれたのは…

クラウドEnglish Speaking講師
河上 明夢先生
英検準1級、IELTS 7.0、TOEFL iBT 90
中央大学法学部 政治学科偏差値35・評定平均2.5の状態から、英検準1級を使って出願したすべての難関私立大学に総合型選抜で合格した経歴を持つ。
何を求められるのか?

求められる力は3つ!
- 英語を正しく音読する力
- 英語で状況を説明する力
- 英語で自分の意見を述べる力

回答する時に使う語彙も評価対象なので、単語をただ暗記するだけではなく、しっかり使えるようにすることが大事です!
覚える時は発音と、例文の中でどのようにその単語が使われているかも覚えよう。
気になる配点と合格点
英語での面接は7分程度。
合計で33点となりますが、約60%の「22点」程度と言われています。

これだけは押さえてほしい!ポイントと対策方法
①英文の音読
20秒の黙読の時間を与えられたあと、英文を音読する試験です。

ポイントと対策
- 落ち着いてはっきり、ゆっくり読む
- つまずきなくスムーズに読めるようにしておく
- 海外のドラマやTEDを聞いて真似ることで、正しい発音の練習をする
- 過去問などで音読の練習を繰り返し行う
- 録音や録画をして聞いて、修正をしながら進める

緊張するかもしれないけど、焦らず落ち着いて!
練習でも恥ずかしがらず、とにかく「正しく読む」練習をしよう。
②音読した英文についての質問に答える
さきほど音読しだ英文に関する質問に対して、答えが書かれている部分を探し出して答ます。
ポイントと対策
- 質問を聞き取るポイントは、主語と動詞を見つけること。聞き取った単語を英文の中から探す
- 質問を聞き取るポイントは、主語と動詞を見つけること。聞き取った単語を英文の中から探すと、正解となる箇所が見つけやすくなる
- How …? と聞かれたら、「方法」が述べられた箇所をさがし、「because」で答える
- Why …? の形の質問をされたら、「理由」が述べられた箇所を探し、「by~ing」で答える
- 文中に書かれていることをそのまま読むのではなく、代名詞を言い換えて答える

質問が聞き取れなかったときは聞き返すこともできます。
聞き返すこと自体は減点対象になりませんが、何度も続くと減点の対象になるので気を付けましょう!
③イラストを見てその状況をナレーションする
3コマ漫画のようなイラストを見て、英語で状況を説明します。

ポイントと対策
- 指定された1文から始める
- 誰が、どこにいて、何をしているかの3点は必ず説明する
- 登場人物の表情にも注目し、説明をする
- 吹き出しのセリフは言い換えをする必要がある。You, I は使わず、代わりに、She, he を使う

第1文でえがかれている人物の状況を説明、第2文で人物の心理状態を説明したりセリフを「A said to B, “….”」で引用したり、「A suggested that ….」「A told B that ….」などの言い回しを使うといいですね!
④自分の意見を英語で述べる(問題カードと関連のある内容について)
問題カードを裏返して、面接官からの2つの質問に答えます。
多くは、Some people say that ….(…という意見の人もいる)などとある意見を紹介した上で、意見を聞かれるパターンが多いです。
ポイントと対策
- 紹介された意見に対して同意するかしないかを、まずはっきりと表明する
- どうして同意/不同意なのか理由は2分程度で答えると、点数アップに繋がる
- まずは日本語で簡単な文を考えて、英語に変換する

難しく答える必要はありません。
「英語に変換できるレベルで文を作る」のもポイントですね。定型文も用意しておきましょう!
⑤自分の意見を英語で述べる(問題カードと関連のない内容について)
Today, / These days, などの表現を使って、現在の社会現象を説明し、 Do you think …? と、意見
を聞かれるのが一般的なパターンです。
ポイントと対策
- まず Yes または No と答えて、自分の意見をはっきりさせる
- 理由を2分程度で答える
- 社会性のある話題についてやりとりすることができるレベルが求められる。日頃から、ニュースなどの話題に親しんでおくようにする
(環境にやさしい素材、オンライン会議、屋上緑化、ペット産業、新しいエネルギー、サプリメントなどの社会問題など)

質問への回答に困ったときは、「Let me see…」や「That’s a difficult question.
(それは難しい質問ですね)」などを使って、考え中であることを表明するフレーズを使いましょう。
それでもやっぱり独学は難しい…!?
Speakingは最も独学が難しい技能と言っても過言ではありません。
発音や話の構成、内容が合っているかを自分で判断することができないからです。
また、アティチュード(態度)については自分で評価することは不可能に近いのが現実…。
より短期間で効率的に対策したい方は、対策方法を知っている人と対策することがおすすめです。
英検についてのお悩みはLINEで相談することができますので、ぜひご活用ください!

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