もうすぐ夏休み。10月に英検を受ける皆さんにとっては大切な時期ですね。
中にはラストチャンスという生徒様もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、「2級取得レベルの生徒様が、10月に準1級に合格するために何をしたらいいか・どう過ごせばいいか」を、弊塾の一流講師たちに聞いてきました!
教えてくれたのは…

クラウドEnglish
神谷 璃玖講師
英検1級、TOEFL iBT 97、TOEIC 960
早稲田大学 国際教養学在学。
現在は講師マネージャーとして、生徒様を最短で合格に導く講師の育成・指導をしている。
やっぱり重要な単語
以前の記事でもお話した通り、単語は最も重要と言っても過言ではありません。
単語は全ての技能の基盤となるため、試験ぎりぎりまでやりましょう。

目標設定をしよう
オススメは朝の早い時間にやること。
「毎日〇時から〇分間は単語だけをやる」「1日200個は覚える」というように目標を立てましょう。
可能な場合は、「朝学習して、夜復習する」と良いでしょう。

朝は暗記のゴールデンタイム。
脳がリフレッシュした状態で集中力を発揮できるため、積極的に使っていきましょう!
まずは単語の選別をする
単語帳を開いたら、まずは「知っている単語」と「知らない単語」をわけましょう。
ここで言う「知っている単語」というのは、単語を見た瞬間に意味とイメージが出てくる単語のことです。
「知っている単語」はやる必要がないので、飛ばしましょう。

見た・聞いた瞬間にパッとイメージが湧くようにしておかないと、特にリスニングではあっという間に置いて行かれてしまいます。
パっと出てこない単語は「覚えていないのと同じ」です!
単語学習はとにかく回数が命
まずは1つの単語にかける時間は10秒でいいので、とにかく何周もすることが鍵です。
- ひとつの単語にかける時間は5秒で良いから、単語を確認⇒意味(日本語)を確認をテンポよく繰り返す。分からなかったら直ぐ答えを見ていい。
- 慣れてきたら「覚える」。思い出そうとする作業を行う。
- 例文で覚える。単語を適切に使えるようにする。

1つの単語に時間をかけて覚え込んでも、時間が経ったら忘れてしまう。
騙されたと思って、とにかく高速で何週もしてみて!
単語帳がボロボロになる頃には2000語覚えています。
頻出単語を8割覚えたら過去問
過去問は苦手を見つけるための大事なツールです。
間違えた・出来なかったで終わらせず、必ず「何が原因で解けなかったか」を分析しましょう。

まずは解いてみよう
まずは、実際の制限時間内(筆記90分/リスニング約30分)で一通り解いてみましょう。

いくら解けても時間がかかってしまっては最後までたどり着けません。
過去問を解く上で、制限時間を意識するのは大事なことです!
分析しよう
単語が分からなかった、単語は分かったけど使い方が分からなかった、文法が分からなかった、聞き取れなかった、聞き取れたけど意味が分からなかったなど、間違えたところ・出来なかった原因を分析します。

ここが本当に大事!
やりっぱなしにしないようにしましょう。
補おう
出来なかった原因に合わせて、再度学習します。
また、知らない単語が出てきた場合は覚えてしまいましょう。
例:リスニングで聞き取れなかった
単語の発音を覚える、音の繋がりや消える音を覚える、シャドーイングをする

分析した原因から、自分に何が足りないのか・どんな勉強が必要なのかを考えて復習しましょう。
「どうしたらいいか分からない」時は学校の先生などに聞いてみましょう。
もう一度問題を解こう
復習が出来たら、再度過去問に挑戦。
「過去問を解く→できなかった原因を分析する→復習する→過去問を解く」を繰り返します。

選択肢で答えを覚えてしまうので、選択問題であっても記述で解けるようにしましょう。
モチベを維持しながら勉強する方法
スキマ時間や気分転換も有効に使いましょう。
河上先生がオススメの方法を教えてくれました!

クラウドEnglish Speaking講師
河上 明夢先生
英検準1級、IELTS 7.0、TOEFL iBT 90
中央大学法学部 政治学科偏差値35・評定平均2.5の状態から、英検準1級を使って出願したすべての難関私立大学に総合型選抜で合格した経歴を持つ。
海外ドラマや映画を見る
特にリスニングやスピーキングの練習に効果的です。
口の動きや発音、速さなどネイティブの英語に慣れましょう。
最初は日本語字幕付きで、慣れたら英語字幕、さらに慣れたら字幕なしで見てみましょう。

好きなドラマや映画を選べばモチベ維持に繋がります。
私のおすすめはフルハウスです!
海外の本を読んでみる
リーディングやライティングに効果的です。多様な語彙触れることができ、読解スピードの向上を期待できます。

私のオススメはNever Let Me Go(わたしを離さないで)
準1級ではAIやクローン、テクノロジーについて聞かれるので、語彙に触れるのにぴったりの作品です。
夏休みを有効に使おう
2級取得レベルの方が準1級を取得するためには、平均して340時間の勉強が必要だと言われています。
夏休みは普段よりまとまった時間が取りやすく、スコアを伸ばすチャンスです。
しかし、自分一人で長時間勉強するのが辛いという生徒様もいらっしゃるかと思います。
分からなかった・間違えた原因を自分で分析するのも、結構大変ですよね。
「なぜ合格できないのか知りたい」
「勉強を管理をしてほしい」
「勉強の仕方を教えてほしい」
という方は、ぜひご相談ください!


クラウドEnglishライター
小池 千晴
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