「まずは文法を細かく勉強する」
「得意な技能を集中的に勉強する」
「2次試験のために英会話に通う」
これは、独学で勉強する生徒様がよくやってしまう勉強方法の一部…。
英検合格のために始めたことが、実は効率が良くない勉強方法だったということはよくあります。
今回は英検のNG勉強方法と、正しい勉強方法をお伝えします!
間違った勉強方法と対策方法

文法を細かく勉強する
実は、英検の問題に難しい文法はほとんど出てきません。
文法をたくさん勉強したとしても、あまり得点に繋がらないのです。
最初にあらゆる文法を覚えるのは効率が良くないので、過去問を解く中で、意味が分からない文法が出てきたらその都度調べるようにしましょう。
また、頻出する文法が存在するので、それだけは押さえておきましょう。
二次試験対策のために英会話に通う
二次試験(スピーキング)のために英会話に通っているという生徒様もいらっしやいます。
発音などは評価されるため全く意味がないということはありませんが、効率はよくありませんし時間がかかります。
まずは、二次試験は「スピーキングの試験」であり「英会話の試験ではない」ということを理解しましょう。
基本的に会話のキャッチボールは求めれず、必要なのは
- 英語を正しく音読する力
- 英語で状況を説明する力
- 英語で自分の意見を述べる力
です!
詳しくは下記の記事にまとめてあるので参考にしてください。
【2級】スピーキングのポイントと対策
一人でひたすら勉強する
正直、独学には限界があります。
2級や準1級になると、テーマや語彙も難しくなり、より高度な知識が必要になります。
参考書や教材を使用して勉強することはもちろん可能ですが、特にライティングやスピーキングは性質上自分で評価することができず、改善することが難しいです…。
塾などを利用していない場合は、英検に詳しい学校の先生などに協力してもらいましょう。
問題を解くだけで満足する
英検学習において、過去問を解くことは大切です。
しかし、解いて採点して満足してしまっていませんか?
重要なのは、「なぜわからなかったのか?」「なぜ間違えたのか?」を分析し、再び学習することです。
それを繰り返すことで、徐々にスコアが伸びていきます。
得意な技能だけ集中的に勉強する
「苦手な技能をやらせるより、得意な技能を伸ばした方が良いのではないですか?」
という質問を頂くことがあります。
もちろん、得意な技能を活かすことは大切です。
しかし、例え得意な技能で満点を取ることが出来ても、どれか一つでも6割以下のスコアを取ってしまうと不合格になってしまいます…。
英検で合格するためには、全ての技能で6割以上取る必要があるのです。
苦手な技能からは逃げたくなりますが、一度立ち止まって「なぜ苦手なのか?」を考えてみましょう。
その苦手な原因に正しいアプローチが出来れば、克服することが出来ます。
NG勉強方法をしないためには

時間の使い方を考える
どの勉強にどのぐらいの時間を使うのか、計画を立てることが大切です。
例えば、「1時間集中して単語を覚える、110分(実際の試験時間)で過去問を一通り解く、採点後1時間程度はリスニングの復習と学習の時間にして、その後の1時間は…」というように配分を決めてしまいましょう。
時間でなくても、「今日は○○までやる」というように目標を立てるのも効果的です。
一日単位で計画や目標を立てることで、だらだらせずに済みます。
また、各技能でまんべんなく勉強することが出来ます。
頼れる人を作っておく
塾、学校の先生、友達など様々ですが、客観的に評価・添削してくれる人がいると良いですね。
先程お伝えした通り、特にスピーキングやライティングは自分で評価して改善することが難しいです。
可能であれば、自分の
目標級に合格したことがある人に協力してもらいましょう。
正しい勉強方法を知る
自分に合った勉強方法を見つけるのは良いことですが、自己流ではなかなかうまくいきません。
塾や学校の先生・友達に聞く、ネットで調べるなどして、自分の目標級に合格した人の勉強方法を参考にするのが一番です。
当ブログでも、講師や合格者に聞いたリアルな勉強方法を載せていくので、ぜひ参考にしてください!
【英検専門塾の講師が伝授!】単語の効率的な覚え方
【英検準1級】10月に合格するための夏休みの過ごし方
それでも勉強の仕方が分からずに困っている方へ
「調べてみたけど、何から勉強したらいいのかわからない」
「今のままでは不安…」
そんなお悩みをお持ちの方は、正しい対策方法を知っているプロに任せるのがおすすめです。
LINEで相談することもできるので、ぜひご利用ください!


クラウドEnglishライター
小池 千晴
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